ChatGPTやStable DiffusionなどのAIプロダクトが猛威を奮っていますね。
ソフトウェアエンジニアの私は自分の仕事がなくなる気がして夜も眠れません。
イラストレーターや小説家のみなさんも同じ思いでしょう。
そういや、自分そっくりのイラストを生成するAIモデルが作られて怒っているイラストレーターの方を見かけました。
そりゃ、怒るよ。
自分は何のインセンティブも貰えていないのに、市場価値ガンガン下げられているんですから。
でも、そんな今の世の中の流れを見ていて思ったことがあるんです。
IP(知的財産権)とインセンティブを共有できるプラットフォームが流行るんじゃね?って。
イメージとしては、ニコニコに
- AIモデル生成機能
- IPを共有して原作者と二次創作者両方がインセンティブを分け合う仕組み
を付けてみた感じでしょうか。
なんだかワクワクしてきました。
なので、イメージをもとにChatGPTと一緒にプラットフォームを具体化してみました。
ちなみに、gpt3.5です。
結論
先に結論を貼っておきます。
サービス名
IPShare : オンライン上でIPの管理・共有ができる、クリエイター向けのプラットフォーム
ピッチ
このプラットフォームは、原作者が自分の作品を公開し、クリエイティブな活動を展開するためのプラットフォームです。原作者は、プラットフォームを利用して、自分の作品に特化したAIモデルを作成することができます。また、NFT技術を使用して、作品のIPやAIモデルの使用許可書を発行することができます。
このプラットフォームでは、作品を閲覧したり使用したりすることで得られる広告収入や利用料の一部が、原作者に還元されます。さらに、原作者が自身の作品を宣伝するためのプラットフォームも提供しています。そして、NFTによって、オンライン上でのアセットの所有権を確立し、IPの真正性を保証しています。
このプラットフォームは、オンライン上でのIPの共有を促進し、原作者が自身の作品を安全かつ効果的に宣伝し、利益を得ることができるようにすることを目的としています。NFTを使用することで、オンライン上でのアセットの所有権を確立し、IPの管理や監視も行っています。これによって、より安心してオンライン上でのクリエイティブな活動を展開することができます。
サービス概要
当プラットフォームは、クリエイターが自身の作品を公開し、オンライン上でクリエイティブな活動を展開するためのプラットフォームです。クリエイターは、当プラットフォーム上で提供される機能を使って自身の作品に特化したAIモデルを生成することができます。また、NFT技術を使用した一意の使用許可書を発行することも可能です。これにより、他のクリエイターは使用許可書を持っていることで、原作者に公認された状態で二次創作活動を行うことができます。
当プラットフォームでは、クリエイターが自身の作品に対するIPやAIモデルの使用料を得ることができます。また、二次創作作品には、使用許可書の番号を表記することが義務付けられています。これにより、オンラインやオフラインで作品が使用された場合でも、その作品が正式に許可されているかどうかが明確になります。
また、当プラットフォームに登録しているすべてのクリエイターは、作品が閲覧・使用されたことで得られる広告収益の一部を得ることができます。これにより、利用者の活動が活発化し、原作者や二次創作クリエイター、プラットフォーム自体の収益の向上が期待されます。
ChatGPTとの会話
ここからは、上記の結論を作るためにChatGPTと会話した内容の抜粋となります。
とりあえず、雑な質問をChatGPTに投げてみました。
IPを共有するプラットフォームはどう思う?
AIの普及でIPを共有するプラットフォームが流行ると思うんだけど、どう思う?
AIの普及により、IPを共有するプラットフォームの需要が増える可能性があります。これは、AIのアルゴリズムや技術が急速に進化するため、膨大な量のデータが必要であることが原因の一つです。また、異なる業界や分野で開発されたAIモデルの組み合わせが有効な場合もあります。
肯定してくれてはいるんだけど、
AIのアルゴリズムや技術が急速に進化するため、膨大な量のデータが必要であることが原因の一つです。
ここで、ChatGPTが意味するところが分からないですね。
ただし、IP(知的財産)の共有は、その所有者にとってリスクを伴うことがあります。例えば、競合他社にIPを利用された場合に、損害賠償請求が難しいことが挙げられます。そのため、IPを共有するプラットフォームの利用には、慎重な検討が必要です。
それはそう。
一方で、オープンソースのAIプラットフォームが存在することにより、知的財産を共有することが必要である場合に、プラットフォームを通じて知識や技術を共有することが可能になっています。これにより、新しい技術やアルゴリズムをより迅速に開発することができる可能性があります。
あぁ、なんかAI業界のことを中心に物事を考えている感じですね。
総じて言えることは、IPを共有するプラットフォームの利用には、メリットとリスクがあるため、個々の事情や目的に応じて、適切に判断する必要があるということです。
最後は、そうだよねという感想です。
漫画で例えるとこんな感じ
ちょっと、ChatGPTくんがAI業界中心主義のなので、具体例を加えて会話してみることにします。
次に、私は自分の頭の中で考えていることを説明してみました。
例えば、漫画を例に考えてみる。
①原作者がプラットフォームに漫画を登録する。
②その漫画に特化したAIイラストモデルが作成される。
③プラットフォーム会員は漫画のIPとAIイラストモデルを使用して作品を作る事ができる。
ただし、原作者へのインセンティブを考える必要がある。
・IPを使用した収益の一部を原作者に還元する
・IPの使用料を毎月支払う必要がある。
みたいな感じ。どうかな?
既に二次創作界隈では行われていることではありますが
- こういうオチだったら良かったのに
- こういうIFストーリーも見てみたい
って思ったことがありませんか?
こういう考え方を取り入れたら
- 原作者公認で二次創作が可能
- 原作者そっくりのスタイルで二次創作可能
- 二次創作の収益の一部が原作者のインセンティブとなる
が可能になるのではないでしょうか。
あと、チャットでは取り扱わなかったですが、LoRAを作成・配布してもいいかもしれません。
ChatGPTの回答をみてみましょう。
それは面白いアイデアですね。原作者が漫画をプラットフォームに登録し、AIイラストモデルが作成され、プラットフォーム会員がそのIPとAIイラストモデルを利用して作品を作ることができるというのは、クリエイティブなコラボレーションの一つの形として考えられます。
そうでしょう?
ただし、原作者へのインセンティブを考慮する必要があります。IPの使用料や収益の一部を原作者に還元するという方法は、原作者が作品をプラットフォームに登録するためのインセンティブになるかもしれません。また、利用料や収益の還元額を決定するために、IPの使用方法や期間、利用者数などの基準を明確にすることも重要です。
それはそう。
その上で、プラットフォームの運営側は、原作者の権利を尊重し、IPを適切に管理することが求められます。利用者が違法な方法でIPを使用することを防ぐために、適切な管理や監視が必要です。
IPの管理方法に指摘が入りましたね。
総じて言えることは、IPを共有するプラットフォームの利用には、慎重な検討が必要であり、原作者のインセンティブや権利を適切に考慮することが重要であるということです。
私もそう思います。
NFTの技術を使って使用許可書を作れば良いんじゃね?
私は脳筋なので「自分が許可したやつ以外で使用している人間は全て不正とみなす」のはどうだろうと考えました。
そのためには、一意の許可した証が必要だよね。ということで下記の質問をしました。
NFTの仕組みも取り込むといいのかも?
NFT(Non-Fungible Token)は、デジタルアセットのオンチェーン上の所有権を表すトークンで、主に芸術作品やコレクターアイテムなどの非代替性の高いアセットの取引に用いられています。NFTによって、オンライン上でのアセットの所有権と真正性が保証されるため、IPを共有するプラットフォームにとって、NFTの導入は有益な方法であるかもしれません。
なるほど、やはり有益な方法なんですね。
例えば、プラットフォームに登録された漫画がNFTによって表現される場合、漫画のオンライン上での所有権が確立されます。そして、プラットフォーム会員は、漫画のIPとAIイラストモデルを使用して作品を作ることができ、NFTによって、その作品の所有権も確立されます。このように、NFTはIPを共有するプラットフォームにおいて、オンライン上でのアセットの所有権を確立することに役立ちます。
プラットフォーム上のコンテンツを全てNFTで管理しちゃえばいいじゃん。って話かな。
また、NFTはオンライン上でのアセットの売買に用いられるため、プラットフォーム運営側は、原作者や作品のIPに関する収益をNFTの形で提供することができます。そのため、NFTの導入によって、原作者にとっての報酬やインセンティブをより明確に示すことができます。
そして、自分が権利を保有するものに関してはNFTという形式で売れるようにすれば良いと。
以上のように、IPを共有するプラットフォームにおいて、NFTの導入は有益な方法であると考えられます。ただし、NFT自体には高い取引手数料がかかることがあり、プラットフォーム運営側がその負担をどのように軽減するかを考慮する必要があります。
手数料に関して言及されているけど、理想を言えば独自のNFTマーケットプレイスをプラットフォームに持ちたいところではあります。どえらい工数になると思うけど。
あと、個人的には会員証もNFTにしちゃえばいいじゃんと思うので
IPを使う会員にNFTを使用した一意の使用許可書を配れば良いのかも。
オフラインで物販をやった場合は、一意のコードを記載することをルールにするとか。
と言ってみました。すると、
NFTを使用した一意の使用許可書の配布は、IPを共有するプラットフォームにおいて、管理や監視に役立つかもしれません。また、NFTには真正性を保証するための暗号化が施されているため、会員のプラットフォーム上での活動に対して、より高い安全性を提供することができます。
また、NFTを使用することで、プラットフォーム上での会員の活動が、オンライン上だけでなく、オフラインでも追跡可能になります。例えば、モデルをしてオフラインで物販を行った場合には、NFTのコードを記載することで、その物販がプラットフォーム上での会員の活動として追跡できます。
NFTを使用した一意の使用許可書の配布や、NFTのコードを記載することによる活動の追跡は、プラットフォーム上での会員の管理や監視に役立ち、会員のプラットフォーム上での活動に対する報酬の提供や、安全性の向上に寄与する可能性があります。
なんだかそれっぽい。
損害賠償請求問題クリアできているの?
しかし、これで損害賠償請求が難しい問題をクリアできるのでしょうか…
そこで、聞いてみる。
最初に損害賠償請求が難しいと言っていたけど、このサービスでなら少しはその問題を解決できそう?
はい、それは可能性があります。使用許可書の番号を義務付けることで、クリエイターが原作者から許可を受けたことを証明できるため、二次創作作品を作成する際に著作権法に違反することを防止できます。そのため、原作者が損害賠償を請求する場合、使用許可書の番号を持っていないクリエイターが損害賠償を免れることは難しくなります。このように、使用許可書を義務付けることで、原作者の著作権侵害に対する権利をより確かなものにすることができるかもしれません。
それならよかった。
メリット・デメリット
良いことばかり言うので心配になって次のように聞いてみました。
このサービスがクリエイターにもたらすメリット・デメリットを具体的に教えて。
このサービスがクリエイターにもたらすメリットは以下のようなものがあります。
メリット:
- オンライン上で自身のコンテンツを共有し、広く知られることができる。
- AIモデルを作成することで、より多くのクリエイターが自身の作品を利用しやすくなり、自分の作品の価値を高めることができる。
- NFT技術を使用してIPやAIモデルの使用許可書を発行できるため、他のクリエイターが自身の作品を二次創作することができ、自分の作品をより多くの人々に広めることができる。
- クリエイターは、自分の作品を広告宣伝するためのプラットフォームを提供することで、自分の作品を広く宣伝することができます。
- クリエイターは、利用者が作品を閲覧したり、使用したりすることで得られる広告収入や利用料などの収益の一部を得ることができます。
一方、デメリットは以下のようなものがあります。
デメリット:
- オンライン上での作品の共有や二次創作が容易になるため、自分の作品がコントロールできなくなる可能性がある。
- クリエイター自身が使用許可書を発行しない限り、他のクリエイターが自分の作品を二次創作することはできないため、作品の広まりに影響を与える可能性がある。
- IPやAIモデルの使用に対する許可書を発行することによって、一部の収益が失われる可能性がある。
- 二次創作作品には使用許可書の番号を表記することが義務付けられるため、手間がかかる可能性がある。
- 作品を共有することで、クリエイター自身のプライバシーや著作権などの法的問題に直面する可能性がある。
おおよそ予想通りですね。
クリエイターが気にする点としては、
- 作品の広まり方がコントロール出来ない
- 一部の収益が失われる可能性がある。
というところでしょうか。
オリジナルより二次創作の方が人気になって、そっちが本流扱いされて「ぐぬぬ」の可能性もありそうですよね。
他人の作品を自分の作品と偽る人への対応は?
では、気になることをもうひとつ
プラットフォームに未登録の他のクリエイターの作品を、自分の作品と偽って登録するユーザーもいそうだよね。どのように対処するべきかな?
それは確かに懸念される問題ですね。このような問題に対処するには、いくつかの方法があります。
- コンテンツの照合 プラットフォームは、登録されたコンテンツの照合を行うことで、オリジナル作品として登録されたものかどうかを判断することができます。このために、オリジナル作品の登録時には、著作権保護のための証明書や公証人の証明書を提出することが必要となります。
- NFT技術の使用 NFT技術を使用することで、登録されたコンテンツに一意な識別子を付与することができます。これにより、他のユーザーが自分の作品として登録することを防ぐことができます。
- ユーザーのレビュー プラットフォームには、ユーザーによるレビュー機能があることがあります。この機能を利用することで、他のユーザーが自分の作品として登録されたコンテンツを報告することができます。
以上のように、いくつかの方法がありますが、完全に防ぐことは難しいかもしれません。プラットフォームは、利用規約に違反する行為を行ったユーザーに対して厳しい処分を行うことで、問題を解決することができます。
2は見当外れだけど1、3は有効そうですね。
ここでもう1つ入れたい機能があったので下記を依頼しました。
二次創作作品が閲覧されて発生した広告収益も一部原作者にいくようにしよう。
YouTubeの切り抜き動画チャンネルがよくやっている仕組みをイメージしてもらえれば。
了解です。二次創作作品が閲覧された際に発生した広告収益も、一部は原作者に還元されます。そのため、原作者は自分の作品がより多くの人々に閲覧され、広告収益が増加することで収益を得ることができます。
正しく理解してもらえました。
結論
たぶん、資本力のある大手しか出来ないですね。
金も技術力もたくさん必要な気がします。
個人的にはニコニコ動画・静画に実現してもらいたいところ。